女郎蜘蛛〜真伝(まことがたり)〜 (1)

 
女郎蜘蛛〜真伝(まことがたり)〜 通常版
 

  • 来月発売予定(購入予定)の「仏蘭西少女 ~Une fille blanche~」。その作品に、たぶんちょい役で登場する北畠蝶子…がヒロインなのが この「女郎蜘蛛〜真伝(まことがたり)〜」。ジャンルは縄縛りSMシミュレーション、物語は「雇われ緊縛師となって、インモラルな旧家の謎を解く」というもの。
  • ストーリー紹介。…時は大正12年。主人公の帝大生・蒲生鉄哉は、親の借金を返済するため、北畠家で 高額の手当を受け取りながら「書生」として働くことになった。しかし、北畠家が鉄哉に強いた「本当の仕事」とは、「女性たちを緊縛し、調教すること」であった…。
  • 余談ながら。この「女郎蜘蛛」は、元々1997年に「女郎蜘蛛 〜呪縛の牝奴隷達〜」としてPC98用に発売された作品で、翌1998年にはWindows版が、2002年に 加筆修正版が「真伝」として発売され、今月19日に廉価版(3800円)が発売される…という流れ。私は 最初に「呪縛の…」(Windows版)を 人から借りてプレイしたけど、そちらは2,3周して返却、後に「真伝」を再入手したクチです。よって、以下、もしかしたら両バージョンの記憶が錯綜している可能性がありますが、まぁてきとうに流してやって下さい。
  • ゲームの大雑把な流れは、「朝起きて、どこに行くか(例:仏間、書斎、庭…etc.)を決める」「夜になって、誰を縛るか決める」を 約一ヶ月間繰り返す、というもの。縛りの対象は 最大3人で、それほど規模の大きなゲームではない…はずなのですが、エンディングは30種類くらいあります。その辺り、(規模的に)「BLOOD ROYAL」に近いかも。
  • 「夜のお仕事」に関しては、本当に「縄」しかない(選んだ縛り方によって、ヒロインたちのパラメータが変化していく)ので、決して間口の広い作品ではないと思う。
  • 世界観は非常に魅惑的です。舞台は 閉じられた和風の屋敷、その屋敷の主は 緊縛(されるのが)好きな未亡人・未砂緒。そして、彼女の内縁の夫であり、西洋かぶれの似非インテリ・伊佐治。北畠家の長女でありながらも、何故か冷遇されている 無表情な少女・蝶子。次女で天真爛漫な茉莉絵。何かを画策している様子の使用人たち。そして、今は亡き当主・清邦…。
  • 操作性には やや難がありますね。「次の選択肢まで早送り」*1や「Shiftキーで強制早送り」はできるものの、「緊縛シーンだけ飛ばす」(調教結果だけ見る)などが出来ない、とか。(←訂正。右クリックで出来たよ!10年目にして知る新事実!)。読み返し機能もないし。
  • もうかれこれ10回以上プレイしているのですが、未だに(以下所々反転します)「蝶子」が生き残るエンディングを見たことがない(それが今回の再プレイの理由でもあるのですが…)。「序盤に茉莉絵と逃げる」系のエンディングでは「関東大震災に巻き込まれて入院→死亡」、「北畠清邦として美砂緒と一緒に生きる」系のエンディングでは「執事・北川に撃たれて死亡」。で、今回やっと「蒲生鉄哉として生きる(茉莉絵と逃げる)」エンディングに到達したのだけれど、やっぱり「執事・北川に撃たれて死亡」…。

 

*1:既読/未読に対応していたかどうかは失念