あの、素晴らしい  をもう一度/再装版 (2)

 
あの、素晴らしい  をもう一度/再装版
 

  • 前回の日記を書いたのは、まだ1周目が終わった直後だったので、このゲームのキモである「ANOS」システムに触れてなかったのでした。というわけで色々補足。
  • 1周目の最後に主人公が手に入れるアイテムが「ANOS」で、それは「今までに得た情報をストックできる」というもの。どういうことかというと、例えば1周目に「Aさんに会いに行って、○○という情報をゲット」→2周目は「AさんではなくBさんに会いに行って、○○について『思い出して』質問、するとアイテム△△をゲット」→3周目は「A&Bさんはスルー、Cさんに会って△△の話を聞く、すると情報○○を修正できる」…という技が使えるようになるのです。
  • 一度に『思い出す』ことができる記憶はひとつだけなので、様々な場面でその都度適切な『記憶』を『付け替えて』、滅び行く世界を救うのがゲームの目的となります。
  • ついでに、2周目以降は「テキストの読み戻し」「既読スキップ」「直前・直後の選択肢までスキップ」なども使えるようになるので、非常に快適にプレイできます。
  • 試行錯誤を繰り返すこと29周、総プレイ時間14:21にてクリア。後半、ちょっと攻略サイトのお世話になってしまいました…。
  • こぢんまりとしてる印象はあるけど、これ以上長くても試行錯誤が大変かな。ストーリーはしっかりしてるけど、それと同じくらい「試行錯誤そのものを楽しむゲーム」なので、このくらいでちょうどいいのかもしれない。
  • 「記憶の付け替え」は、世界観にもマッチしていて、ゲームシステムとしてもよく出来てると思う。ただ、一度本格的に詰まってしまうと、「つらい総当たり作業」になりがちではある。もっとも、テキストをスキップせず丁寧に読み返せば あちこちにヒントが見え隠れしているので、頑張れば自力でクリアできる…かどうかは微妙な難易度かも…。
  • レビューサイトを見て回ると「リト*1かわいいよリト」という声が多かったのだけど、私はリトの「あたし、ばかだから…」の連発にどうにもイライラしてしまって、それほど感情移入は出来なかった。そこは残念。あと、リトの名前が「リビリュートの短縮形?」とか疑いすぎた。(そのわりに「リトとライでリトライ」に気づいたのは3周目くらい!)
  • あと、思わせぶりな台詞・謎の詳細が最後まで明かされない…というのが幾つかあったな。ひょっとしたら、まだ見落としてるルートがあるのかもしれないけど…。
  • 謎だったのが「フスルトはどうやって遺跡に入ったのか?(彼だけでは2つのボタンを同時に押せない)」だけど、「過去に彼は『遺跡に一人で入る方法』」を知ってたんだよな。でも、もしかしたら「フスルトの『いくつか飛ばされてる』記憶のひとつはそれで」、かつ「『過去』でフスルトはリトに『日蝕』のときにボタンを押すように指示していた?(これがリトの『日蝕の話、忘れない』発言?)」だから「リトはフスルトを助けた後日、なんらかの方法で主人公と合流した(このときの物音が序盤の「さっきの音」?)けど、遺跡に関する記憶はもう抜け落ちてる」のかなー。だから「フスルトは、主人公と話してるとき、遺跡の外にリトがいるのがわかった」とか…考えすぎかしら。
  • 蛇足ながら最後に、詰まりそうな箇所とそのヒントをメモしておきます。それと、私がお世話になったサイトはこちらこちらです。
    • スルトに会えない→「リトのコンディションによって、遺跡を回る方向が変わる
    • 「巫女の加護」から先に進めない→「『あるもの』が何かは、リトとの会話で明かされる
    • 「過去」「これから」から先に進めない→「『過去』の記憶の詳細は、タイトル画面から見られる
    • 「わだかまり」が片付かない→「『わだかまり』が残っているのは、フスルトとミレイユだけではない。初心に返ってみよう

 

*1:ヒロイン