紅殻町博物誌 (3)

 
紅殻町博物誌
 

  • ストーリーについては2回目の日記をどうぞ。…追記するならば、かつて旅館を営んでいた 遠縁の熟女・朱藤松実(あけふじ まつみ)、大雑把で陽気な 自称「探検家」・人見十湖(ひとみ とおこ)、物静かで読書家の 地元学生・宵待白子(よいまち しらこ)、留学生のエミリア=ゴトフリートらと交流を深めながら 智久がフィールドワークを進めていく話。
  • 今、四章のキネマの話の序盤あたり。最近、購入したゲームが わりと「これは借りて済ませてもよかったかな…」続きだったので、久々に当たりを引けて嬉しい。…好きだわー。好きだし、とても懐かしい感じがする…。
  • 前回・前々回と「柏葉幸子」の名を出したとき、一緒に「小川未明」を挙げようか迷って 結局止めて。で、三章「孔雀蝋燭」に その名前がまんま出てきてニヤリとしてしまった。…あれだな、「Forest」(ライアーソフト)が「近現代の西洋ファンタジー」だったのに対して、今作は「近現代の日本のファンタジー」なんだな。それで気づいたけど、「和風怪奇」な作品は結構あるけど、「日本のファンタジー」っていうのは意外と少ないかもしれない。
  • 「岩波少年少女文庫」「講談社青い鳥文庫」「日本の童話名作選」「ポプラ社」あたりのワードにピンと来たひとに猛プッシュしたい作品。あと、背景CGの電柱の看板が「クラフト・エヴィング商會」だったりするので、その辺にピンと来た方にもいいかも。(私は「クラフト〜」を名前しかしらないけど、彼らの著作タイトル「どこかにいってしまったものたち」「ないもの、あります」を見ると、両者には共通項が多そう)