紅殻町博物誌 (2)

 
紅殻町博物誌
 

  • ストーリー紹介。……大学生の宮里智久(みやさと ともひさ)は、民俗学のフィールドワークのため、山形の紅殻町を訪れた。彼の目的は、様々な「口承に残る不思議なもの」について調べること。幼い日 紅殻町に滞在したときのおぼろげな記憶と、叔父が遺した手記とを頼りに、彼は調査を進めていくのだが…。
  • まだ2章が始まったあたり。前回の日記で、「不思議な博物館に舞い込む話?」と書きましたが、実際は「レトロな町でフィールドワークにいそしむ話」でした。なので、閉鎖空間・異空間の物語ではなさそう。
  • やっと登場人物が全員出揃った、程度なので、各人物がどんな「物語」を抱えているのかは不明です。とりあえずは、主人公が「万能星片」について調べているあたり。
  • テーマとなる「不思議なもの」は、例えば「一般には流通していない不思議な染料」や「奇妙な光を放つお菓子」などなど。「因縁めいた古い品」ではなく、「ミッシングリンク」と「ファンタジー」を足して2で割った感じかな。そう言った意味では、前回書いた「柏葉幸子っぽい?」というのは 大きくは外れていないかも。
  • レイルソフトの前作「霞外籠逗留記」と比較すると…
    • 登場人物が比較的多めなので、格段にテンポが良くなった
    • 主人公が礼儀正しすぎたり、内省的すぎたりしないので、感情移入が容易
    • ついでに、良い眼鏡男子
    • 場面の転換に使われる、複数行の「…………。」が、ワンクリックで表示できるようになった(前作は、「…………。」の数だけクリックしなきゃダメだったはず)