続・殺戮のジャンゴ 〜地獄の賞金首〜

 
続・殺戮のジャンゴ  〜地獄の賞金首〜
 

  • SFな世界観(辺境の荒くれ星)を舞台に、ガンマンたちが駆け引きを繰り返す、西部劇風の作品。
  • 「プレイヤー=主人公」ではなく、プレイヤーは物語を俯瞰する感じ。主人公クラスの存在は3人いて、それぞれ「10年前の『革命』で活躍した、賞金首の大悪党・黒のフランコ」、「賞金稼ぎを生業とする麗人・リリィ」、「フランコを狙い、リリィを出し抜こうとする、名無しの賞金稼ぎ」。
  • 3人とも、一癖も二癖もある凄腕ガンマンなので…アレだ、「BLACK LAGOON」のレヴィとバラライカとロベルタが暴れてる、みたいなゲームだな。とことん活劇テイスト。
  • …というか、たしか「BLACK LAGOON」(広江礼威)の8巻の巻末に、広江氏と虚淵玄氏(このゲームのシナリオライターであり、「BLACK LAGOON」のノベライズを手がけてるひとでもある)*1の対談が載ってたな。そこに、この「続・殺戮のジャンゴ」の話も出てきてたはず。
  • 基本的に一本道のノベルです。時々選択肢が出てくるけど、間違えると即ゲームオーバーになる。…まだクリアしてないから、最後まで一本道なのかはわからないけれども。
  • ヒロイン自ら略奪万歳だわ、殺し合い大好きだわ、裏切りはあるわ、エロエロ大好きだわ、キレると顔がリアル劇画調になるわ、(性的な意味で)男を(時には女も)手玉に取るわ、とにかく「萌え」や「癒し」や「純愛」の対極に位置する作品なので、購入の際は 自身の属性とよく照らし合わせてからにしよう。(私は無問題!)
  • 同じシナリオライターさんの作品だとはいえ、「沙耶の唄」や「鬼哭街」のような、しっとり(&燃え)系ではないので、「ライター買い」しようとしているひとも、念のため軽く下調べしてからにしよう。…そういった意味では、個人的には 微妙に「(本来の)好み」とはズレるのだけれども、それでも十二分に面白いので満足です。

 

*1:更に余談ながら、「Fate/Zero」も彼が…