リクとヨハン~消えた2枚の絵~
- ストーリー紹介。…探偵を志して 首都・アルトンに上京し、ヨハン探偵事務所の扉を叩いた少年・リク。そんなリクは、入所早々に「ウェルスバニア美術館」が所有している「2枚の絵」にまつわる事件を請け負うことになる。慣れないアルトンの街で、リクは果たして真実に辿り着けるのだろうか…?
- 先週の後半に買って、1日1時間前後プレイして、今「そろそろ犯人の目星がついてきた」という感じ。なので、あまりボリュームのある作品ではないかも。…もっとも、1度クリアした「隠し絵」は その後何度でも挑戦できるようになるので、タイムアタックとかやり始めちゃうと 膨大な時間が必要になるんだろうけど…。
- 操作・流れはこんな感じ。
- マップ移動
- 人と遭遇&会話すると、「○○を手伝ってくれ、そうしたら××の行方を教えてあげよう」とか言われる
- 隠し絵攻略ゲームが始まる
- 攻略に成功すると物語がちょっと進む
- 探偵パートの操作性が微妙なのは、ちょっと残念だな。移動が矢印キーでは出来ない(画面上の「移動」をタッチした後、表示される「→」「↑」などをタッチしないといけない)とか、既読メッセージを早送りできないとか。
- 隠し絵については…パケ絵を例にするのがわかりやすいか。DSの上画面に「制限時間3分以内に、猫を4匹探し出せ!(残り○分、猫…あと○匹)」などのミッションが、下画面に1枚のCG(色々紛れ込んでるよ!)が表示されるので、タッチペンでうまいこと対象をつついてクリアする!というゲーム。
- 隠し絵のベースとなるCGは、各マップの背景CGがほとんどで、公式サイトのギャラリーにあるようなものは、あまり登場しない。「200種類のアートパズル」という宣伝文句に期待しすぎるとがっかりするかも。
- 具体的には…例えば「公園」で3人に連続して聞き込みをすると、3回連続で 同じ「公園のCG」を使用した隠し絵に挑戦しなければならなかったりする。その回(ステージ)によって「対象物」や「制限時間」などは変わってくるので、「毎回同じゲームに挑戦する」感じではないのだけれども…徐々に飽きてくる予感はある。
- ほんわかテイストのイラストといい、登場人物たちの丁寧な言葉遣いといい、「全年齢対象」を強く意識した作品なんだろうな。…そのわりに、探し出すべき対象物の一部が 大人でもイメージしにくいもの(例:「ガトリングガン」、「ラバーカップ」…)だったりするのが難点だけれども。
- 残りの対象物がどの辺にあるのかという「ヒント」を、各ステージ3回くらい使用できる仕組みになっているので、行き詰まることはたぶんないと思う。…でも、中には「ヒント」をもらってもなお、「これが○○には見えないよ…(でもクリックしたらクリアできたよ!)」というものもある。そんなに多くはないけど。少しモヤモヤ。
- あと、どう見ても対象が「隠れ」てないステージ…例えば、「画面上にたくさんいる鳩を、短時間で全部タッチしなければならない」ステージなどは、やや微妙かなぁと思います。
- それはそうと。ステージによっては、「対象物」以外のものが 画面に紛れ込んでいることがあって、それが意外にも難易度をグッと上げている。例えば、「ウサギとタマネギ」を探し出すステージに、「猫とニンジン」が紛れ込んでいたり(集中できないよ!)。その辺、人間の認知の仕組みとかって興味深いよなぁ、と…大学で実験心理学を囓っていた頃の血が騒いだり…。