デビルサマナー 葛葉ライドウ対アバドン王 Plus (4.5)

  
デビルサマナー 葛葉ライドウ対

アバドン王 Plus(真・女神転生III NOCTURNE マニアクス クロニクル エディション同梱)
 

  • 今回はちょっとプレイ日記をお休みして、「今作に受け継がれている、既出作品のシステムについて」みたいなものを考えてみた。
  • …アトラスの集大成とも言えるゲームなんじゃないかなって。
  • 集大成、といってもアトラスのゲームには色んな「要素」があるので、「これが完成形!」というんじゃなくて。今後も、それぞれを組み合わせることによって、更に色んな素敵ゲームが増えていくんだろうな、と思う。
  • 今作では採用されていない「要素」のひとつが、例えば「アイテム合体」。今作には「悪魔合体」「剣合体」があるけど、「九龍妖魔學園紀」には「悪魔」という概念がない代わりに、「武器合体」と「アイテム合体」がすごい充実ぷりだった。「オーディンスフィア」も、「アイテム合体」はなかなかだった。
  • 他に、今作になくて他作品にあるのが、「武器屋の品揃えが、主人公の持ち帰ったアイテムによって増えていく」という要素*5。これは、「世界樹の迷宮」「ペルソナ4」などに登場する。強い敵を倒せるようになると 武器も強くなっていく、というバランスもナイスだし、「新しい敵を倒す」「ドロップアイテム」「まだ見ぬ武器」という3つのワクテカ感が相乗効果になるのも嬉しかった。…「オーディンスフィア」の、「レストランに、新しいレシピを持ち帰る」「アイテムを集めてきて、新しい料理を作ってもらう→経験値をゲットしてレベルアップ」といシステムも、このカテゴリーかな。
  • 他にも根本的なところで、今作は「主人公は剣(属性付加あり、装備変更可)と銃のみ、仲間は随時入れ替え可能」だったけど、これが「主人公も魔法が使えて、それを付け替え可能」(ペルソナ系)になったり、そもそもジャンルが「アクションバトルかターンバトルか」、それだけでもう「全く違うゲーム」になるしねぇ。
  • とはいえ、惜しくも、後戻りしちゃってる(ような気がする)ところ、今後改善して欲しいところもある。
    • 「仲魔のスキル設定」や「悪魔カルテの詳細画面」などの画面で、「Rボタンなどを1回押すだけで、次の悪魔に切り替える」が出来ない(×でキャンセルしてメニュー画面→矢印で他の悪魔を選択→○で決定)*6
    • 「悪魔カルテ」画面で、悪魔についての説明文が、「1枚のCGとして表示される」から「会話文と同じように、何回か○ボタンで読み進めていかなければならない」形式になった
    • アクションが多少処理落ちする*7

 

*1:デビルサマナー 葛葉ライドウ 対 超力兵団」

*2:真・女神転生」シリーズ、「デビルサマナー」「ソウルハッカーズ」「女神異聞録ペルソナ」「ペルソナ2 罪/罰」

*3:ペルソナ3・4」「九龍妖魔學園紀」「世界樹の迷宮

*4:オーディンスフィア

*5:「剣合体」があるので、これはあるといえばあるのかも…

*6:ペルソナ3」の仲間の装備変更画面がそんな感じだった。「ペルソナ4」では改善されている

*7:オーディンスフィア」ほどではないけど、「超力兵団」と同じくらい?…これはもうハードの問題かも…

*8:後で数えてみたら同数だった