冠を持つ神の手 (1)

 
冠を持つ神の手
 

  • フリーの同人DLゲー。育成シミュレーションと恋愛シミュレーションを混ぜた感じ。これが無料でプレイできるなんて、いい時代だ…。
  • ストーリー概要。…額に刻印を戴いた主人公・レハト(変更可)は、ある日突然王城からの使者に迎えられ、「二人目の王候補者」として生きることとなる。しかし、時はすでに 王位継承日まで半年を切っていた。果たしてレハトは次期王となれるのか、それとも…。
  • 現女王・リリアノや、その息子でありながら「印」を持たずに生まれた青年・タナッセ、次期王候補として育てられた「印」持ちの貴族の少年・ヴァイル、図書館司書の女性・モゼーラ、衛兵・グレオニーらと交流を深めながら、自身も「武勇」「知力」「礼節」などを磨いていくという内容になっています。
  • 基本システムは、「週の始めに、週前半の行動(例:『武勇』)と週後半の行動(例:『魅力』)をセットし、週の終わりの休日には自由行動(例:『広場』に行く*1)、というオーソドックスなもの。
  • 主に休日に発生する各キャラクタとのイベント後には、そのキャラクタの「印象度」を手動入力できる。パラメータは「憎←→愛」「嫌←→友」の2軸になっていて、「好きだけど近寄りがたい」とか「良く思ってないけど親しい」などの複雑な立ち位置になることも可能。で、自身の立ち位置によって、発生するイベントが変わったりする。
  • 主人公は未成年者で、成年になる日(≒王位継承の日)に自身の性別を選ぶことになる…という、「シムーン」を思わせる世界観。なので、たぶんすべてのキャラクタとの間に「友情ルート」と「愛情ルート」が存在する…はず。はずなのだけど、攻略が結構難しくて、5周目にしてやっと「グレオニーを狙っていたはずが、なぜかヴァイルとの友情エンド」に到達できた。
  • 自身のパラメータに従って、イベントの発生or未発生だけではなく、イベント中のメッセージ細部や選択肢なども変化するので、何度プレイしても新たな発見がある。これは…やりこもうとすると大変なことに…!*2
  • セーブ領域が300データ分あったり(コメントとかも付けられるよ)、各キャラのイベントリストがあったり(発生済みのイベントについては、その発生条件が併記されるよ)、「次の選択肢までスキップ」が出来たり、システムまわりも概ね快適。ただ、前述のようにメッセージの詳細がよく変化するので、「既読箇所のみスキップ」が無いのは残念です。
  • まだふつーに「友情エンドを目指すぜ!」「王になるぜ!」というプレイしかしていないけど、聞くところによると裏切り系のプレイも燃えるらしいので、おいおい試していこうと思う。

 

*1:誰との何のイベントが発生するかは、マップに表示されるので「無駄足」は起こらないよ

*2:何せエンディングが約10キャラ×5通りあって、一部には「王になったバージョン」と「ならなかったバージョン」があったりするんだぜ…?